ホームページリース詐欺

ITコンサルとして小規模事業者の支援を行って丁度10年になります。

驚くことにコンサル先で「ホームページリース詐欺」の被害に遭ったお店が相当数あることが分かり、私がコンサルしただけでも7~8件あります。

おそらく被害は全国に広がっていると想像しますので、詐欺の被害を少しでも減らすため、詐欺の手口を公開します。

ホームページリース詐欺の手口説明

代表的な、ホームページリース詐欺の手口を説明します。

ホームページ制作は「役務(えきむ)」なので本来リースの対象とはなりません。
そこで、詐欺業者はホームページ制作の代償として以下のリースを組ませるのです。

(1)安価なパソコン

(2)フリーソフトと同レベルのソフトウェア
(DVD-RやCD-Rに焼いたものを対象にリース契約させる。)

リースさせる理由

ホームページ作成やその後の更新作業は、役務の提供なので、本来リース物件になりません。

しかし詐欺業者は、それらの作業がリースとして成立しないことを知っているので、安価なパソコンやフリーソフトをCD-ROMに焼いて、「リース物件」として、リース契約を仮装するのです。

リース契約してしまうと、契約は詐欺業者ではなくリース会社に移るので、中途解約が認められなくなります。

また、作成されたホームページに瑕疵があった場合や、ホームページが完成されない場合でも、リース料全額の支払いを強いられることになります。

リースの具体例

  • リース期間は5年程度、支払金額は総額200万円程度(月額35,000円程度の支払い)の例が多いです。
  • リース料の他にサーバー代等の名目で、月額3,000円程度の別費用を取る場合もあります。
  • ホームページリースの件では、販売業者が倒産してしまい、販売業者に責任追及出来ないケースが散見されます。

契約がリース会社に移り、リース会社への支払い義務だけが残る

上記したように、通常総額200万円、多い場合は総額300万円の支払いをさせられてしまいますが、そのホームページの出来映えは、普通の業者なら20万円程度で作ってもらえるようなレベルです。

それでも運良く完成すれば良い方で、契約だけ交わし、姿を消す業者もありました。
契約はリース会社に移っているので、リース会社への支払い義務だけが残ります。

リース会社との交渉は困難を極める

私は弁護士と連携し、被害を受けた何件かに関わって、詐欺会社やリース会社との交渉を行いましたが、弁護士の力を借りてもリース会社との交渉は困難を極めます。

しかも、大手の有名なリース会社だったりすると、優秀な弁護士を大勢抱えていて、返金は不可能でした。

大手の有名なリース会社でも、こういった詐欺業者と連携していることに驚きます。

ホームページ作成をリースでできます」と言う業者がいたら、ほぼ100%詐欺です。

お知り合いの方がホームページ詐欺の被害に遭わないよう、注意してあげて頂ければと思います。

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