「敬老の日のプレゼント、何を贈ればいいか悩む」という声をよく聞きます。
まずは、タイミング。
まだ60代の方に、敬老の日の贈り物なんて、老人として見ているようで失礼にあたるのではないか、でも贈り物しなければ、逆に失礼になってしまうのでは?などといろいろ考えてしまいますね。
自分の親ならともかく、相手が義理のお父さんやお母さんだと後でしこりが残ってしまってはいけません。
孫が産まれて「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばれるようになってから。
あるいは、年金暮らしになってから。
65歳、または70歳になったらと年令で決めて、と敬老の日のプレゼントを贈り始めるタイミングは様々ではあります。
敬老の“老”がネックであるなら、勤労感謝の日と同じ意味合いで、敬老を敬労に置き換えても良いかもしれません。今まで社会で働き、子どもや後輩を育ててきてくれたおかげで、自分たちが贈り物をできるまでに成長したという感謝の意を、プレゼントと一緒にメッセージにして伝えるのもひとつです。
贈るものは相手の感性次第
そして、何を贈ればいいか。
同じ年代なら、自分の身に置き換えたり、流行っているものだったりがわかりますが、年が離れているとなかなか難しいところです。
年を重ねて目の肥えた方には、それ相応の品を贈りたいと思います。
だからと言って、高価な物がその方の好みであるとは限りません。
また、経済的に裕福であると、「物」は持ち合わせている可能性もあります。
以前、亡くなった女優の森光子さんが、敬老の日のプレゼントではなかったですが、若いタレントからプレゼントされた、おそらく一流女優さんから見ればチープなヘアアクセサリーをとても喜んでいた場面をテレビで観た記憶があります。
値段ではなく、贈る相手の感性次第といった側面もあります。
欲しい物を聞いてみる
年配だからといって、地味な色やデザインを選ぶのは、無難ですが、
人によっては、「こんなおばあちゃんみたいな色はいやだ」と思ったり、
反対に「年をとっているからこそ明るい色がいい」と思ったり、人それぞれですから、本当に気に入ってもらえるものを贈りたいのであれば、事前に好みを観察したり、ざっくばらんに欲しい物を聞いてみるのも失礼ではないと思います。
予算は?
予算は、一般的には平均すると1万円くらいです。
物だけではなく、一緒に食事をしたり、旅行にいったりして、一緒の時間を共有するもの素敵なプレゼントだと思います。
もらって嬉しいアンケート結果
もらって嬉しいプレゼントのアンケートによると
- 花
- 洋服
- アクセサリー
- 商品券
- 酒
- 温泉宿泊券
などが上位ランキングしているようです。
意外にも食品が入っていません。
年をとると、そう量は食べられなくなり、健康面で気遣うこともあり、食べものを貰うと困ることもあるのかもしれませんね。