「秋分の日」って昼と夜の長さが同じ?

秋分の日における誤解

秋分の日『秋分の日は毎年同じ日』と思っている方が多いかもしれませんが、実はそうではありません。

そして、『昼と夜の長さが同じくなる日』と言われていますが、それもちょっと違います。

宇宙上で、黄道(太陽の通り道)と天の赤道(地球の赤道を天にまで延長したもの)は、2点で交わっています。このうち、太陽が北から南へ横切る点を秋分点といい、南から北に横切る点が春分点です。

太陽が秋分点・春分点の上を通過する瞬間がそれぞれ「秋分」「春分」で、その瞬間のある日1日を「秋分日」「春分日」と呼びます。

地球が太陽の回りを一周するのにかかる日数はちょうど365日ではなく、厳密に言えば、365日と約6時間です。また秋分点、春分点は宇宙の中をちょっとずつ移動していますので、日にちがずれることもあるのです。

それで、秋分の日は、国立天文台が作成する暦象年表に基づいて閣議で決定され、前年2月に発表されています。

近年は1980年から2011年までは、9月23日

2012年は、116年ぶりに9月22日でした。

2012年からは、2016年、2020年、2024年と、4年に1度9月22日が秋分日になると予想されています。

昼と夜の長さは同じではない

そして、秋分の日(春分の日も)は、昼と夜の長さは同じではなく、厳密には昼の方が十数分程度長いのです。

その理由は大きく2つあります。

いつからが昼で、いつからが夜なのかと言うと、日の出・日の入を境にします。

日の出・日の入とも、太陽の上辺が地平線と一致する瞬間を指します。

日の出は、太陽の上辺の一部が地平線上に出た瞬間ですが、

日の入りは、太陽の上辺が地平線に入った時、つまり全部沈んだ時です。したがって太陽の直径分を動く時間だけ昼間が長くなります。これが1つめの理由。

また、地平線近くなった太陽は、空気の屈折によって浮き上がって見えます。浮き上がりの程度は大気の状態によっても異なり、日の出・入の計算をするときには浮き上がりを想定して計算をするため、昼の時間はさらに長くなります。これは2つめの理由です。

秋分は、二十四節気の16番目でもあり、「暑さ寒さも彼岸まで」「秋の日はつるべ落とし」と言われるように、この日から昼が短くなり、本格的な秋が始まります。

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