北海道の地名「ナイ」と「ベツ」

北海道の地名に多くある「ナイ」と「ベツ」

「ナイ」と「ベツ」は、どちらもアイヌ語が由来

ツーリングで北海道を旅すると、あちこちに「ナイ」と「ベツ」がついた地名に遭遇します。

【内】
真駒内、木古内町、黒松内町、岩内町、歌志内市、稚内市、幌加内町、中札内村

【別】
登別市、紋別市、江別市、当別町、秩父別町、遠別町、初山別村、浜頓別町、中頓別町、士別市

「飲める」「飲めない」を基準に「ナイ」と「ベツ」を使い分けた

この「ナイ」と「ベツ」は、どちらもアイヌ語が由来で、「ナイ」の意味には「飲める水の川」、「ベツ」の意味には「飲めない水の川」がある、と「北の国から」を書いた脚本家の倉本聰さんが言ってました。

今は、さすがに「ナイ」がついた名前の川でも、水質が悪化して飲めない川になってしまったものも多いそうですが、「飲める」「飲めない」を基準に「ナイ」と「ベツ」を使い分けた、アイヌの知恵には驚きます。

水道が普及していない時代、飲料水の確保は重要でした。

水道が100%普及している日本では忘れられていますが、人間の生活にとって一番重要なのは「飲める水」をどの様に確保するかです。

夏の暑い時期、1日に約3Lの飲料水がないと、人間は生きていくことが難しくなります。

洗い物は「飲めない川の水」でもいいけど、飲料水は「飲める川の水」を飲まないと病気になってしまう。

なのでアイヌ民族は、川の水を飲んでも大丈夫かどうかを知らせるため、「ナイ」と「ベツ」を使い分けたというのです。

初めてこの事実を知ったとき、なんだかとても感動したことを覚えています。(^^)

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