日曜日のTBSの番組「噂の!東京マガジン」の「やって!TRY」というコーナー、いろんな料理を二十歳前後の女性がトライして、そのおバカぶりをイジるというもの。
なぜ女性だけ?
確かに「え?こんなことも知らないの?」と、その無知に驚いたり、ナレーターのちょっと意地悪なイジりが面白かったりします。
でも毎回思うのは、なぜ女性だけ?ということです。
今どき、料理をする男性はたくさんいるし、私も普通に夕食を作ったりします。
気になるのは、お手本の料理方法を指南する料理人は、毎回男性です。
今まで一度も女性の料理人が出たのを見たことがありません。
女性の社会進出の後押しを貢献できる番組に
確かに若い女性をイジる方がテレビ的には面白いのかも知れませんが、若い男の子にも料理をさせてみて、そのバカさぶりをイジれば、女性の視聴率も上がると思うんです。
しかも、お手本料理を女性料理人が作ることで、女性の社会進出の後押しに貢献するとも思うんです。
それが、「家庭での料理は女性」で、「有名料理人は男性」という、悪しきステレオタイプのイメージから抜けきらないテレビ業界。
そんなことだからテレビがどんどん見られなくなっている、と小言を言いたくなります。
このままでは「オワコン」と呼ばれてしまう
今やテレビのコンテンツは、インスタ映えする写真や、LINEのメッセージやり取り、といったコンテンツに負けて、どんどん視聴時間が短くなっています。
もう28年も続く長寿番組である「噂の!東京マガジン」ではありますが、今どき若い女性だけをイジるというような感覚では、オワコンと呼ばれてしまうと心配になります。